去年よりちいさき灯籠吊しけり [狂歌・川柳・都々逸]
正岡子規
この季節になると、盆の句や終戦記念日の句など、「死」を取り扱う句が多くみられるようになります。掲句は、残された側の句。毎年死者との距離が遠くなっていく「生きている側」の人間を描いています。
これに対し
いちはやく迎火焚きし隣哉(同上)
は、昨年無くなった方を向かえるのでしょうか。
死んだことないので「死」についてはなかなかわかりませんが、掲句を読むと、「死」に対する「生きている」人間の気持ちは少しはわかる気がします。
2007-08-21 19:20
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