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たちまち鉄瓶に松虫の音起こさせ [本]

『五重塔』(幸田露伴/新潮CD・朗読日下武史)

美しい表現と言うことで、メモ代わりに。

こういう表現に出会うと、言葉の美しさを再確認できますね。それが他の言語との比較ということではなく。

実際に鉄瓶で湯を沸かして、その音を聞いたことなんて、ほとんどないのですし、しかもこの音は是非とも火鉢か何かの上でないといけないでしょうし、そんな体験はないのですが、でも懐かしく、自分が日本人であることを再認識させてくれる表現です。

朗読のCDで、繰り返し聞いているのですが、もっと、小説の朗読なんかを配信してほしいですね。これだけiPodなんかが流行っているわけですから。


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