科学は多数決ではないのです [本]
「バカの壁」養老孟司(新潮新書)
ともすれば安易に「科学的に証明されている」なんて口走ってますが、その証明を自分は理解しているでしょうか。「みんながそういっている」ということを言い訳にしていないでしょうか。
本当に理解できることだけ、本当に信じられるものだけを語りたいと、常々思っています。でもつい、上滑りした「コトバのためのコトバ」を無条件にはき出していたりします。だいたい、「常々思っています」ってあたりが、すでに滑ってますし。
だから何なんだ、といわれれば答えようもないのですが、せめてコトバにだけは誠実でありたいと思うのです。安易な「真実」や「事実」に拠らず、自分のコトバで語りたい。
もちろんコトバは、僕が発明するものではありませんから、誰かのコトバの流用です。でも、自分が信じられることを選んで語ることは、自分のコトバで語ることと同じです。
というわけで、このブログでは、僕が信じられる言葉を選び、集めてみようと思っています。
眠くてとりとめもなくなってしまいました。この続きはまたいずれ。
「真に科学的である、というのは「理屈として説明できるから」それが絶対的な真実であると考えることではなく、そこに反証されうる曖昧さが残っていることを認める姿勢です。」(同書)
上のコトバの後に出てくる文で、今日はお開きです。
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